4つの気質を理解すれば、 性格は気にならないし改善もできる

性格は変わります。

 

もちろん

簡単には変わないし、
すぐには改善しません。

 

「性格が変わればいいなぁ。
 変えることが出来たらいいな」

 

というような弱い意志では
変えることはできません。

 

けれど、

有益な方向で努力すれば、
必ず変わります。

 

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4つの気質を理解すれば、
性格は気にならないし改善もできる
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ぼくは占い師という仕事を通して、
性格を変えた人を
たくさん見てきたのです。

 

「性格なんて変わらない」

 

たしかに、そのとおり。

 

ただし、それは
『気質』のことを指しています。

 

つまり、
気質は一生変わらない。

 

なぜなら《変わらない性格》を
指して『気質』と呼んでいるから。

 

では、気質とは何か?

 

ひとことで言えば

「外界とどう関わっているのか?」
ということになります。

 

占星術には
【地水火風】という概念があります。

 

これを
『4つの気質』というのです。

 

気質は、それぞれ
【地・水・火・風】
に割り当てられています。

 

4つの気質とは、
胆汁質・多血質・粘液質・憂鬱質
となっています。

 

この分類は

ルドルフ・シュタイナー
言い出したのではなく、
古代からあった思想です。

 

4つの気質は、
年齢や状況によって変化します。

 

「自分はどの気質か?」
と考えるとき大切なのは、

「自分はどの気質の傾向が強いか」
ということです。

 

胆汁質は、
筋肉質で動作は激しく、
テキパキしています。

 

態度や言葉遣いがきちんとしてて、
愛憎が激しく、怒りやすいが誠実。

 

把握力に優れ、
すばやく物事を理解し、
結論を出したがる。

 

影響力を与えたがり、
権力的になりやすい。

 

なぜなら、
自我が強いからです。

 

憂鬱質は、
苦悩に陥りやすく孤独を好む。

 

小さな字を書く。

 

外に対して無関心のようだが、
実は深刻に考えます。

 

不満や苦悩が多く、
探究心が強くて懐疑的。

 

独創性に徹し、想像力が豊か。

 

自分の限界を感じ、
壁を意識します。

 

人の言葉や行為に傷つき、
否定的にとらえ、悲観的になり、
殻に閉じこる。

 

多血質は、
あらゆることに関心を持ち、
楽しいことが大好き。

 

喜怒哀楽、快不快に敏感。

 

社交的で、ユーモアがある。
美的感覚が鋭い。

 

他人の考えをすぐに理解し、
思いつきも想像力も豊かだが、

遊びの要素が多く、
飽きてやめるのも早い。

 

熟慮せず、簡単に結論を下す。

 

感情に支配され、
絶えず変化する特徴を持つので、
大きな仕事が出来ない。

 

粘液質は、
言葉遣いや態度に活気がなく、
鈍重な感じ。

 

歩き方もゆったりとして、
食べること、眠ることが好き。

 

好き嫌いをあまり表に現さず、
慎重な判断をする。

 

持続力があり、
ひとつを長く考える。

 

待つことが得意で
チャンスに恵まれたら逃さない。

 

公正な態度を維持するが、
それが冷淡に思われる。

 

以上が4つの気質です。

 

このように気質を知ることで、
じぶんの特性を認識できます。

 

相手の気質を知ることで、
他の人を理解できます。

 

「あの人の態度が許せないのは、
 自分が胆汁質で
 相手が粘着質だからなんだ」

と思うことができ、

感情の問題だから
相手を許せるわけです。

 

ただ、
よく知りもしない人のことを、

勝手に「あの人は多血質だからだ」
と決めつけて、

わかったようなふりをするのは
ナンセンスです。

 

ですから、こういった考察は
自分ひとりや
わずか数人でおこなうのではなく

ちゃんとした
しかるべき研究会を開催して

検証することが大切なんです。

 

 

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