愚痴は「気分の表面化」であり 言い換えると幼児性と依存の現われ

さて今回も
「喧嘩」について考えてみましょう。

 

じつは喧嘩って、
愚痴から発展することが多いのです。

 

どうしても愚痴を言いたい!

 

そんな時、
あなたはどうしますか?

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
愚痴は「気分の表面化」であり
言い換えると幼児性と依存の現われ
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 

辛い事件や悲しかったことを
ただ聞いて欲しいだけなのに、
相手の反応はイマイチ…

それに不満を言ったら

「じゃあどうしろって?」

なんて言われて喧嘩になった、
という経験はありませんか?

 

誰かの発言に傷つき、
そのことを彼に伝えたとします。

 

「こんなひどいこと言われたの
生まれて初めて!」

 

あまりの怒り、悲しみに
オーバーな表現になっています。

 

しかし女性同士の会話では
このくらいの水増しは日常茶飯事。

 

でも男っていうのは、

客観的でないことや
大げさなもの言いを嫌うので、

「いくらなんても
生まれて初めてはないだろう」

と、ツッコミを入れます。

 

彼の反応が悪いと、
より表現はオーバーになり、
さらに彼の反応も悪くなって、

「なんで味方してくれないの?」
「いちいちうっとおしい!」

と喧嘩に発展するわけです。

 

女性の表現がオーバーになるのは、
「この感情を分かって欲しい」
という感情が強いからです。

 

冷静に伝えれば
「そうだよな、わかるよ」
と同意してくれるのですが、

伝え方が大げさだと
彼は引いてしまうのです。

 

そもそも愚痴とは、
感情を言葉に表す行為です。

 

ちなみに感情って
それを言葉に表すことで
消えてしまうんですね。

 

悩みや苦しみに耐えられず、
それを言葉にして楽になろう

と考えるために
人は愚痴ろうとするのです。

 

愚痴ることによって
一次的に不快感が消失し、

気が晴れて
胸がスッとするからです。

 

これは、
腹が立って相手を殴るのと同じで

いわゆる
精神的な暴力ですね。

 

感情は自然現象なので、
人間の力では
どうすることもできません。

 

愚痴は「気分の表面化」です。

 

言い換えると幼児性であり、
自己中心であり、
依存の現われなのです。

 

苦しみに耐えられない人は、
表面的に優しい人を見つけると、
つい口をついて出る。

 

それが愚痴です。

 

聞いてもらうと
一次的に楽になる。

 

だから、つい
繰り返してしまう。

 

しかし、仏の顔も三度なので、

聞く方としては
「まだ言ってるの?」
と、うんざりします。

 

自分の悩みや苦しいことを
人に聞いてもらって、

少しでも楽になろう
とする行為。

 

それが「愚痴」です。

 

とくに神経が敏感なひとは、
その苦しさにとらわれてしまい、

自分が楽になることを
優先的に考えるあまり、

他人の迷惑に気が付かなくて
愚痴を言い続けてしまいます。

 

それが過敏になると、
人間関係が劣化します。

 

「自分が楽になれば
人の迷惑は知らない」


といった心境を
相手に悟られてしまうからです。

 

これを一般的に
自己中と呼ばれています。

 

悩みや苦しさに耐えきれず、

周りの人々の支えによって
自分の心を持ちこらえている状態。

 

これは立派な「依存」です。

 

「精神的に弱い人間」
というレッテルを貼られてしまいます。

 

このように
言い過ぎる愚痴は、

人を悩ませるだけでなく、
自分の価値を落とします。

 

結論からいうと、

愚痴を減らすだけで
精神的に強くなります。

 

当然のことながら
外見的にも大きく変化します。

 

運が悪いときって、
愚痴が多いハズです。

 

「最近愚痴が多いかな?」

と思ったら、
ちょっと自分を律してみる。

 

たったそれだけで、

周りの人々からの評価は
必ず変わってきます。

 

とはいえど

「やっぱろ愚痴りたい!」

そういうときは

友人や恋人、
家族には言わないで
占い師に言うといいです。

 

なぜなら占い師は、
愚痴を聞くプロだからです。