タロットを教えるとき 「カードの意味は覚えなくていい」 と、必ず最初に言います

タロットには、
「大アルカナ」と「小アルカナ」があります。

 

それぞれ違った役割を持っていて、

カードを何回か並べた時、
どちらのカードが多く出ているか

これだけでも、
想いの強さや重要さが分かります。

 

一枚のカードに注目する前に、
まずは全体のバランスを把握するのです。

 

では、なぜ最初に、
全体を見る必要があるのか
というと、それは、、、

左脳的ではなく、
より右脳的に結果を判断するため
なんですね。

 

----------------------
タロットを教えるとき
「カードの意味は覚えなくていい」
と、必ず最初に言います
----------------------

 

僕がタロットを教える時
必ず最初に、こう言います。

 

「カードの意味は覚えなくていい」

と。

 

意気込みが強い人ほど、
面食らうセリフ化もしれません、

 

でも、
いい加減な気持ちで
言っているわけじゃないんですよ。

 

経験に基づいた根拠があるんです。

 

これは占いの中でも、

タロットや易(えき)など
「卜術(ぼくじゅつ)」全般に
共通する基本です。

 

もちろん例外もあります。

 

インスピレーションや直観ではなく
理論によって吉凶を判断する占いは、

六壬神課(りくじん・しんか)
奇問遁甲(きもんとんこう)
気学四盤掛け
断易(だんえき)

この4つだけです。

 

それ以外の石やサイコロ、
コインやカードを使った占いは
感性と直観が重要なのです。

 

特にカード系の占いであれば、
カードに描かれた「絵」から
感じた印象を最優先します。

 

逆に、細かい意味やうんちくは
憶えない方がいい。

 

そうはいっても、

「知りたくて、しょうがないんです。」

なんて人も、
結構いるんですね。

 

でも、はじめは
我慢してください。

 

カードの絵だけで、
何を感じ取れるか。

 

この感覚を
身に付けることです。

 

さて、
ちょっと変な話をしますね。

 

仮に、自分の感受性を無視して、
本に書かれた意味だけを頼りに
結果の解釈をしたとします。

 

その占いは、
恐らく的を得ないでしょう。

 

なぜか???

 

そもそも「占い」というものは
インスピレーションで当たるように
できているからです。

 

それは卜術を使う際
特に顕著に出ます。

 

あくまでも自分の感性が
占いの原理・原則になるのです。

 

例えば、僕と他の占い師が、
同じ人の同じ相談内容について
占ったとします。

 

たいていは
違うカードが出るでしょう。

 

まぁ、稀に同じカードが出る
そんなこともありますが、、、

 

ところが、解釈の結果は、
ほぼ同じになるんですよね。

 

これはつまり、
出たカードが答えではなく、

カートから得た情報と、
そこから生み出された
インスピレーションによって

占いの回答を導き出したからです。

 

その場・その瞬間の空気管をとらえ
結果に映し出す

これて「卜術」の基本なのです。

 

ある意味で、
じつに流動的な占いと言えます。

 

その分、占う側にも
柔軟な発想が求められます。

 

逆に、

カードの意味を
決めつけてしまうような
固い考え方をもっとも嫌う占い

だと言えます。

 

なので、

カードの意味、
全てを覚える必要なんて
ないわけです。

 

テキストに縛られない自由な姿勢が
占いを的中させるコツ

というわけです。