いつだったか、
かなり前に、
占い師を目指す女性から、
こんな質問がありました。
「私は人の目が気になって、
緊張してしまいます。
人前で上手く話ができません。
直すことはできるでしょうか？」
たしかに、
他人の目って
誰でもきになりますよね。
結論から言うと、
人の目を気にすることは
悪いことではありません。
----------------------
なぜ人前で極度に
あがってしまうのでしょうか
----------------------
「人に見られている」
という意識があるから、
緊張感が生まれて
やる気も起きてくる。
他人の目があるから、
「恥ずかしい言動はやめよう」
「嫌われるようなことをしない」
と律することができる。
だけれど彼女は、
その意識が強すぎるんですね。
「知らない人を直視できない」
「人前に出ると言葉が出てこない」
でも、
そんな風に他人を怖れすぎたら
社会生活に支障が生まれます。
人の目を気にし過ぎることに悩む
そういう人は多いですよね。
「他人の目を気にせず、
自然に振る舞いたい」
そう思えば思うほど
逆に力んでしまうよね。
さらに他人の目が気になって、
もっとぎこちない態度になる。
なので、僕は提案しました。
「他人の目を無視しよう」
なんて考えないで、と。
世間には、
厚顔無恥な人がたくさんいます。
「逆に、もっと人目を気にした方がいいのに」
と思うほどにね。
そんな恥知らずんあ人よりは
マシかもしれませんので、
ある程度、他人の目は
意識すべきなのです。
では、なぜ人前で極度に
あがってしまうのでしょう。
それは「自分に自信がない」から
だと思われがちですが、
実はそうではなく
「自意識が強すぎる」のです。
「かっこいいところを見せよう」
「立派な人間だと思われたい」
そう考えるから、かえって
不格好になるのです。
例えば、
お客さんに対して
商品の説明をするとき、
話を聞く人たちは、
商品に関する情報を知りたいだけ。
「話している人がどういう人間か」
ということには、
あまり興味を持ちません。
なのに、緊張するあまり、
何度も言葉につまってしまったら？
かえって
相手の目が「自分」に集中します。
これでは本末転倒ですよね。
主役は「商品」なのに。
じゃあ、なぜ、
そんなに緊張するの？
実は、
自分が着にするほど
相手はあなたのことを
気にしていない
という事実を知らないからです。
「変に思われたくない」
「注目されるのが恥ずかしい」
この思いが強すぎることで、
逆に注目を集めてしまうわけです。
くちべたや気が弱いことが
いけないわけではないですよ。
自分に劣等感を持ち、
それを虚勢で誤魔化そうとする
そこに問題があるのです。
人の目を気にして萎縮するのは
「他人の目をきにしている」
のではなく、
「他人に見られている自分を意識し過ぎ」
というのが正体なのです。
その彼女は鑑定のあと3回
僕のレッスンを受けました。
そのとき
イメージトレーニングの方法を
教えたのです。
わずか3回で
劇的に変化しました。
きっと夢は叶います。
