そもそも縁のある人とは 簡単に切れないものです

さて、今回は
前回の続きを書いてみます。

 

シャイで内気な性格を治したい
という相談に対しての

僕の率直な見解です。

 

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そもそも縁のある人とは
簡単に切れないものです
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恥ずかしがり屋(シャイ)は、
「断られる」ことを恐れているわけです。

 

ですから、
素直に人を誘えないんです。

 

「断れらるのは嫌だ」
と恐れるあまり、

何もしない
という選択で解決してしまう。

 

つまり

拒否されるより
孤独の方が楽だ

という価値観です。

 

これを「防御的孤立」と呼びます。

 

でも心の底では
孤独感に苦しんでいます。

 

なぜなら本来人は

人に受け入れられることを
求めているからです。

 

心の底では
孤独感に苦しんでいるので、

人に愛されることを
激しく求めるんです。

 

その裏返しとして、
人から拒否されることを
極度に恐れます。

 

それが神経症を促進させ、
悪循環に陥ってしまうのです。

 

人と親しくなると、
秘密にしている自分の弱さを
相手に悟られますよね。

 

それでいいんです。

 

僕は本を出してセミナー講師をしますから
お弟子さんが全国にいて
多くの人から特別視されますよね。

 

すると過剰に
美化されるわけです。

 

なので、

本当の僕自身の人間味を知ると
がっかりされることもあります。

 

僕も人間ですから
弱さや醜さを多少は持っています。

 

しかし、

自分の弱さが相手に伝わったら
見捨てられるかもしれない

というっ不安があるだけで、
その道の達人にはなれません。

 

そもそも

縁のある人とは
簡単に切れないものです。

 

とれも親しかった人から
切られたことありますよね?

 

僕は毎年
身内のように親しくしていた人
だいたい2人から縁を切られます。

 

それは、この世の常ですから
悲しむ必要はないのです。

 

もともと縁が薄かった人が
期間限定で助けてくれたので
感謝の気持ちだけ持つようにします。

 

もし

自分の本音を隠してしまったら
打ち解けられません。

 

人を恐れるような人は、
隠している実際の自分が
「相手にばれる」ことに
ビビッているだけです。

 

実際の自分を相手に隠すと
相手が怖くなるわけです。

 

そして相手に
気兼ねするようになる。

 

親しくなりたいと願いつつ、
逆に親しくなることを恐れる。

という矛盾に苦しむわけです。

 

この対策としては、

弱点より長所に目を向けることで、
全てが解決します。

 

人に嫌われることを
恐れる必要なんてないからです。

 

感情を上手に表現できれば、
「取り返しのつかないことになるかも」
っと不安は消えます。

 

怒りの感情をそのまま表現すると
人との関係が切れてしまう、

という不安。

 

そういった感情は
本来必要ないからです。

 

愛情欲求が満たされないせいで、
今の関係にしがみつく人は
実際その関係にも自信がないはずです。

 

この関係は必要だけど
不満でもある。

 

ゆえに、

自分の感情を
うまく表現できない状態。

 

不満があっても、
その不満を表現したら関係が壊れる
という恐怖心です。

 

不安が強い人は
他人に気に入られるために自分を殺すから
言動がぎこちなくなるのです。

 

不安と言う感情に勝つことは
なかなか難しいので、

その不安を誤魔化すために、
さらに感情の上塗りが起きて
抑制とか抑圧が強くなるのです。

 

それを解決する方法は
自分の弱点ではなく、
自分の長所に注目すること。

 

自分を隠そうとする限り、
不安は消えないのです。

 

自分の不安から目を背けないで
自分が不安であること、
自分が今自分に隠そうとしている事実を
認めることです。

 

自分はこの顔で生まれ、
この能力を授かって、
この性格なのだと認識し、
強く共感するのです。

 

そうすることで、
自分は自分であればいいと、
ありのままの自分を受け入れる。

 

理想のいんげんを演じるのをやめて、
実際の自分を見つめ直せば、
眠っていた強みが引き出されますから
夢が実現するのです。