自己肯定感が低い人ほど、 実は自分を過大評価している

いつも思うことですが、
日本人は自信がない人が多いです。

 

「こんな私ですが占い師になれますか?」

「私は占い師に向いていますか?」

と、よく聞かれますが、

なりたければやればいいし、
嫌ならばやめればいいだけです。

 

こういった質問をするのは、
ほぼ日本人だけです。

 

そんな日本人に比べて
お隣の中国・韓国の人たちは
自信家が多いように感じます。

 

もちろん、すべての人ではなく
あくまでも比較論です。

 

僕の生徒さんは
ほとんどが日本人ですが、

他のアジア圏の人が
1割ほどいらっしゃいます。

 

まれに西洋人もいますが、

やはり彼らは
日本人と比べて気が強く
自己評価が高い傾向です。

 

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自己肯定感が低い人ほど、
実は自分を過大評価している
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過大評価と過小評価、
どちらが危ういか?

 

という命題が、
ふと浮かんでしまいました。

 

僕ら日本人は幼少期から

「反省しなさい」
「喧嘩両成敗」

という言葉を、
何度となく聞かされています。

 

喧嘩したときやいじめられた時なども
「自分だっても音大がある」
と言われ続けた文化です。

 

とくに「反省」という言葉は
消極的なイメージが強いです。

 

しかし反省という言葉は
マイナスイメージが強いけれど
本来は「振り返って省みる」という意味です。

 

最近はプラス思考、
積極思考が強調されすぎて
反省が軽視されている感じがします。

 

実は
反省というのは「検討」なのです。

 

何かをなすために
順序を経なければなりません。

 

まず仮説を立てて
次に実施し
最後に検証する。

 

この3段階によって
何かを達成するのです。

 

適切な反省は
将来につながります。

 

適切に反省することは
達成できたかできなかったに関係なく
将来を豊かなものにしてくれます。

 

見識が深まるし、
達成手段が見つかるからです。

 

さらに言うなら、
自分の行動を通して
得意・不得意を知ることができます。

 

自己の見識が高まる、
という効果があるのです。

 

達成してもしなくても、
反省するというのは
自分にといかけてみることです。

 

立てた仮説は
果たして適切だったか?

 

もし不適切だとすれば、

どこが良くなかったのか
なぜ良くなかったのか?

 

この部分を整理することで、
見識が高まっていくのです。

 

過大評価と過小評価、
どちらが危ういか>

 

実は、どちらも
弊害があります。

 

過小評価っは、
可能性を閉じ込めてしまいます。

 

過大評価は
自分を必要以上に強く見せるので、
信用を失ってしまします。

 

過小評価は、
なぜしてしまうでしょう。

 

実際以上に低く評価するのは、
社会評価とのギャップが生じることを
過度におそれているからかもしれません。

 

その背景には、

過大評価をしていると判断されたら
帰って人事に悪影響がある

という思惑が入っているからです。

 

人の目を適度に意識した
実に不適切な評価です。

 

そもそも自己評価とは、
自分の成長のためにするのです。

 

他人からの評価を気にし過ぎるのは
可能性を失ってしまいます。

 

適切な自己評価は
自信の成長になるだけでなく、
職場の成長にも貢献します。

 

成功経験や失敗経験を
学んで分かち合えるからです。

 

なぜ目標達成できたのか?
どうしてできなかったのか?

 

その背景を分析した上で、
自己評価をするのです。

 

では次に、
過大評価をしてしまう心理を
考えてみましょう。

 

よく考えず
勢いだけで自己評価してしまう

という思考が多いと考えられます。

 

つまり「おバカさん」です。

 

反省から学び取る機会を
坊に降って生きてきた結果でしょうね。

 

事実をみなおしたり、
原因を考える癖が
見に付いていたわけです。

 

仕事を精一杯頑張っているから
それを評価して欲しい。

という驕りが強いのです。

 

もちろん自分の業績や
働きのアピールは大切ですよ。

 

でもね、

アピールすればするほど
期待される仕事のハードルはあがります。

 

僕の経験則では、
自己評価が適度に高い人は、

仕事を失敗したら
逃げる傾向にありました。

 

逃げることで責任を取ったと
そういう言い分なのです。

 

後に残った人の苦労を考えない
独りよがりで身勝手な価値観ですよね。

 

どちらかというと、
真面目で賢い人が過小評価となりやすく、

学歴が低いとか、
評価コンプレックスが強いと
過大評価になりがちです。

 

厳しい親に育てられると
過小評価ごみになるし、

放任主義の親だと
過大評価になりがちですね。

 

ちょどいい塩梅
中庸になることは
とても難しのはわかります。

 

でも、それを目指すのが
僕らの修行なのだと考えています。