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ネゴシエーションの大前提、
それは「ダメ元」でやること
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かつて占いは
政治や戦争に使われていました。
生きるか死ぬかの戦いに
使うわけですから、
「吉か凶か」を
ハッキリさせることが
求められたわけです。
現代でも、
行くか戻るかを占ったり
失くしたものを探したり、
自分の適性を見分けたりするのに、
とても便利な道具として使えます。
四柱推命のような
シビアでストイックな占術は
時として柔軟さに欠ける
デメリットも含んでいます。
例えば、
それは相手との交渉事。
世界のビジネスシーンで、
最も交渉が下手
と言われるのが日本人です。
僕はいつも
「仕事と恋愛って似てる」
という話をします。
共通するということは、
ひとつの方法が
仕事にも恋愛にも活かせる
ということになります。
そのひとつが
「ネゴシエーション」です。
和訳すると「交渉」になります。
日本人は交渉が下手な民族だ
と言われています。
「交渉」という言葉に
どういうイメージを持ちますか
腹の探り合い。
勝つか負けるかの勝負。
自分が有利になるための駆け引き。
こんな印象を持つ人が
多いのではないでしょうか。
なぜんあら日本人って、
交渉相手を「敵」だと思ってしまう
傾向があるからです。
その意識だと
交渉は上手くいきません。
お互い背伸びをして疲れるし、
心地いいものではありません。
恋愛にも
ネゴシエーションが必要なんです。
それっは「目的」と「願望」があって
「想い通りにならない要素」
があるからです。
「気になる人と仲良くなりたい」
「出来れば付き合いたい」
「いつか結婚したい」
これは自分の目的と願望です。
恋愛は、ここから既に
始まています。
しかし渡欧全ですが、
これだけでは恋愛は成立しません。
「相手の都合」というものが
関わってくるからです。
既に交尾途がいる。
結婚している。
異性の対象と見なされない。
こういった「相手の都合」と
「自分の願望」が一致しないとき、
交渉すらせずに、
諦めてしまう人が多い。
だから恋愛で悩む人が
たくさんいるわけです。
そこで「ネゴシエーション」の出番
というわけです。
ネゴシエーションには
大前提があります。
それは「ダメ元」でやること。
「最初からうまくいくはずない」
という姿勢です。
恋愛なら
「フラれることが前提」
という意識です。
例えばビジネスの場合、
最初は必ずと言っていいほど
破談になります。
かといって
やらなければ何も始まりません。
失敗覚悟でやって、
想定通り失敗する。
まずは「1」を作る。
何もしなければゼロですが、
失敗しても1にカウントされて
「次」に繋げる発露となる。
そして、2回目は
初回のしっぱい経験を生かして
やり方を変えてみるのです。
ところで、
ビジネスには「企画書」という武器があります。
ただし、企画書が
一発でOKもらえることって
まずないですよね。
でも素人さんは
1回目の企画書で通る
と思っているんです。
すごく妄信しています。
だから、その鼻っ柱を折られて
意気消沈するわけです。
しかしプロは、
1回目のとん挫で諦めて
「なんだガッカリ。もうやめた」とはならないです。
ずれた要点を再検討し、
改善するよう修正し、
「前回はダメだったけど、これならどう?」
という具合に、2度目にチャレンジします。
自分の願望と相手の要求の相違点を
分析にかけるわけです。
そして、打開策を打ち出していく。
もし2度目がダメでも大丈夫。
なぜなら3度目があるから。
これが仕事と恋愛に共通する
「ネゴシエーション」の基本です。