感情が乗った言葉や文章は、 聞き手や読み手の感覚を刺激する

占い師にとってカリスマ性は
少なからず必要になります。

 

では、いったいどうやって
カリスマ性を磨くのでしょうか?

 

それは、
言葉の力なのです。

 

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感情が乗った言葉や文章は、
聞き手や読み手の感覚を刺激する
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ただ単に「言葉」と言っても、
感情や思念を含むと、
凄く大きな影響を及ぼすんです。

 

人間同士のコミュニケーションを支えるのは
言葉による会話です。

 

日本には古くから
言霊といって

「言葉には霊力が宿る」
と考える信仰がありました。

 

呪文を唱えたり、
護符とか霊符という文化が、
言葉や文化の力を信じている証です。

 

一字一句違わない
まったく同じセリフでも、

そこに感情が入り込むと
別の印象を相手に与えます。

 

その人の想いが
言葉に乗って
発せられるわけです。

 

・声のトーン
・アクセントの付け方
・顔の表情
・言葉と言葉との間の取り方

 

など、
複数の要因が考えられます。

 

例えば、あなたが
失敗や欠点を指摘された。

 

確かに、

その指摘は間違っていないし
内容に関しても納得できる。

 

にもかかわらず、

「なんだか言い方が気に入らない」
と思った経験はないでしょうか?

 

なぜかというと、

態度が横柄だったり、
立場が部外者だったり、

という理由があるからです。

 

これらは、なにも
トーンやアクセントの差
だけではありません。

 

人が嬉しく感じたり、
イラっとしてしまうのは、

言葉に乗った相手の感情を
察知するからです。

 

そう考えると

言葉に宿る力は

感情とか想いとかいう「念」であり

「霊的な力」であることも
うなずけます。

 

では、
文章ではどうでしょう。

 

業務上の書類には
感情は含まれません。

 

しかし文章での「対話」となると、
そこに感情が乗ります。

 

近年ではLINEやSNSなど
ネット上でのコミュニケーションが
対話の主役となりました。

 

文章から「暖かさ」を感じたり
「嫌味」を覚えたりするのは、

書き手の感情が
文章に反映されるからです。

 

どんなに丁寧に取り繕っても
書き手の想いが強ければ、
感情は文章に出てしまう。

 

感情が乗った言葉や文章は、
聞き手や読み手の感覚を刺激します。

 

仕事でのやり取りや、
事実だけを伝えたい場合、

相手の感情を刺激すべきではないので
慎重に言葉を選ぶ必要があります。

 

「あの時、こう言えばよかった」
「こう書けばよかった」

なんて後悔することもあります。

 

ふとした一言、
ふとした一文が、
失敗の元になった。

 

そんな経験、
誰でもあるはず。

 

その時の一言や一文には、
感情が含まれているからです。

 

言葉や文章に乗った
マイナスの気持ちを感じ取り
トラブルに発展したわけです。

 

言葉や文章に気を配ることは
人間関係に気を配るということ。

 

とはいっても、

感情的になっているときに、
言葉ジリや文面を取り繕っても、
そこには自我が押し出してしまいます。

 

そこで必要となってくるのが
「感情のコントロール」です。

 

小手先で誤魔化すのではなく、
まず根本の感情を整えてから。

 

じゃないと
言葉や文章は操縦できません。