失敗したことや
恥ずかしいエピソードって
いつまでも鮮明に
覚えていませんか？
実は、人間の心理として、
終わったものに比べて
完了していないものの方が
緊張感が働きやすい、
という感覚があります。
この緊張感は、
途中で終わっているのに
「早く続きをやりたい」
「最後まで終わらせたい」
といった意識が働きます。
だから、より記憶に
残りやすくなるのです。
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仕事や恋愛に活用できる
ツァイガルニク効果とは
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上手くいかなかったことの方が
成功したことより覚えている、
この真理を
ツァイガルニク効果といいます。
あなたはツァイガルニク効果に
囲まれて生活しています。
テレビのクイズ番組などは
正解を示す前に必ずCMを挟みますよね。
クイズ番組などは
途中で終わると気持ち悪い
という、人間特有の感覚を
逆手に取った編集なのです。
チャンネルを変えたいけれど
クイズの答えを知りたいので
CMが終わるまで見続けてしまいます。
また、
「続きはWebで」という手法によって
Webサイトを訪れてみたりするでしょう。
この仕組みの意味を知っていれば
消費者としての無駄な買い物を
避けることができます。
このツァイガルニク効果は、
仕事や恋愛にも活用することができます。
クライアントに営業するとき
相手が興味ありそうな話題を持ち掛け、
「詳細はお伺いした際にご説明します」
と伝えることで、
アポを取りやすくするのです。
仕事を先送りする癖がある人は
その日のうちに最初の一歩だけでも
着手しておくことがオススメです。
未完了のものに対する
緊張感が生まれるため、
納期を守りやすくなるし、
品質の向上にもつながります。
ただし、
緊張感や不安感と言った
ネガティブなモチベーションは
ストレスの要因にもなりやすいので
健康的な方法とは言えないかもしれません。
乱用するのではなく、
難易度が高いものや、
締切が迫っているタスクを選んで
活用すると良いでしょう。
大事な作業を
わざと途中にしておくと、
ヤル気の促進にもつながります。
集中力が切れてきたときは
無理して作業を続けるのではなく
いったん休憩することで、
効率が良くなります。
あえて切りの良いところまで進めず
中途半端で止めてしまうのです。
そうすると、続きが気になって
翌日でも意欲が継続して
着手したくなるのです。
この効果は
仕事やビジネスで良く使えますが、
実は恋愛でも、結構有効なのです。
