マイナスの感情を否定せず、 いったん受け入れて見つめてみる

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マイナスの感情を否定せず、
いったん受け入れて見つめてみる
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さて、

心理学の用語に
メタ認知」という言葉があります。

 

自分の感情や想いを、
一段高いところから見つめることです。

 

この「メタ認知」は、
感情のコントロールに有効です。

 

実際に、
精神医学や教育学の分野で
応用されている

 

そもそも、
感情により人間関係のトラブルは、
一時的な感情に支配されることから
はじまります。

 

人の発言や行動に対して
最初に湧き上がってくる感情です。

 

お酒で言えば「口当たり」
香りでいうと「トップノート」
のような存在です。

 

霊性に見つめていれば、
その印象は時間の経過とともに
移り変わるはず。

 

しかし、それを
第一印象のみで判断し
その勢いに任せてしまう。

 

これでは、
自分を客観視するなんて、
できるはずはありません。

 

人の言動に対して、
怒りが湧いてくるのを感じたら、

「自分は起こっていると認識する」
「自分は認識したと認識する」

というように、
その都度、実況中継するわけです。

 

マイナス感情というのは、
だれにでもあるものです。

 

自分のネガティブな感情や
思考の動きを、第三者として
「観察してみる」こと。

 

その感情を否定せず、
決して嫌がらず、
いったん受け入れて見つめる。

 

それが感情のコントロールで、
もっとも有効は方法なのです。

 

感情に支配されず、
良好な人間関係を築こうとする
実験的な試みです。

 

人間関係における悩みは、
まさに感情のコントロール

 

その対応策である「メタ認知

実はこの認知心理学の方法は、
2500年も前に発明した人物がいました。

 

それはインドでのお話。

 

言わずと知れたお釈迦様、
そう、仏教の開祖ですね。

 

ここ数年、
人の心の謎を究明する心理学が確立し

書店にも
「○○のための心理学」
と題した本が並んでいます。

 

その基礎をつくったのが
お釈迦様なんですね。

 

ところで日本では、
1500年もの昔から、
2つの宗教が共存してきました。

 

それが「神道」と「仏教」です。

 

なんでも受け入れる
日本人らしい宗教観によって、

この2つの異なる思想が
並立していたわけです。

 

インドや中国でもなく、
西洋でもない、
日本独自の哲学を、

日本人が知らないのは
とても損なことですよね。

 

僕もいい年になりましたし、
もっと伝達スキルを高める為に
修練しようと思います。

 

 

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