ぼくは毎日、
占い鑑定を通して、
不安や心配を覆し、
勇気を与える活動をしています。
ネガティブ思考は悪ではなく
優れている点もあります。
しかし
ネガティブ思考から生まれるマイナス要素を避けて、
ポジティブ思考を利用する方法もあります。
先日のメルマガで書いたように、
ネガティブ思考には良い面もありますが、
もちろん悪い面もあります。
時間の制約のないときは、
できるだけネガティブ思考になって
満足できるまで改善を加えるべきです。
ただしビジネスシーンにおいては、
時間が迫られています。
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有益なネガティブ思考と
勝ちのあるポジティブ思考
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中国の兵法書「孫子」に
「拙速は巧遅に勝る」
という格言があります。
拙速とは、つたなくても速いこと。
巧遅とはたくみでも遅いこと。
つまり、
完璧でなくとも
「仕事が早いに勝るものはない」
という意味です。
情報化がすすむ現代は、
判断の遅れが致命的な失敗につながります。
現場では、
完璧な仕事より早い仕事を
求められる時が多いのです。
ネガティブ思考では、
どうしてもスピードが遅れます。
経営にとって重要なポイントは、
「スピードか完成度か」
これを見極めての対処です。
いちばん最悪なのは、
「考えすぎて何もしない」という状態。
ネガティブが行き過ぎると、
現状維持になってしまいます。
つまりネガティブ思考の根元には
反骨精神がマスト（絶対必須）なのです。
価値のあるネガティブ思考とは、
現状維持ではなく「現状否定」です。
現状否定は、
今より良いものを
生み出そうとする欲求ですから
現状維持に陥ることを
避けるための行動になります。
つまり
ネガティブはポジティブと表裏一体なので
ネガティブ思考でポジティブに行動することが重要であり、
同時に
ポジティブな思考でネガティブに行動することでもあります。
いくら熟慮をしても、ビジネスの世界では
「これで100点」はありえません。
決断にはリスクが伴います。
ネガティブ思考、ポジティブ思考を
性格だからと決めてはいけないのです。
ようは
ネガティブ思考とポジティブ思考を
自然に使い分けるようにするのです。
嫌いな上司や客に応対するとき、
非がてな仕事をやらされているとき、
ひとは自然とネガティブ対応をします。
逆に、好きな相手や好きな趣味には
自然とポジティブ思考で行動します。
ところが、
どうしても性格によって
ネガティブ思考になりやすい人、
ポジティブ思考になりやすい人に分かれます。
そのまま性格だから仕方がない
と諦めていては、社会の役に立ちません。
嫌いな取引先の担当者との商談や
納期の迫った仕事を命じられたときは、
全力で前向きに対応できるように
ポジティブ思考するといいのです。
と同時に、
成功を邪魔する要因をネガティブ思考で考えて、
それらを取り除く方法を書き出すようにする。
また、逆に誰もが、
「これは儲かる、うまくいく！」
という話を持ち掛けられたときには
本当に儲かるのかを
じっくりネガティブに思考するのです。
いきなりポジティブに行動しては、
詐欺被害にあう恐れがあり、
そうしたものから自分や会社を
守らなければならないのです。
人は「精神的に弱っている」と感じると、
自然に「これはいけない、前向きになろう」と
気持ちを切り替えようとします。
でも、その前に、
精神的に弱って落ち込んでいる自分を
受け入れることが、もっとも大切なのです。
気持ちを切り替えるというのは、
ただ現状を誤魔化しているだけ。
これでは
自分とは向き合っていないので
本当のポジティブ思考は生まれません。
今の自分を乗り越えることで、
ネガティブを克服する思考が可能になります。
簡単ではないけれど、
できないことではありません。
気質は生まれつきなので
変えられませんが、
思考は育ちと環境と形成されるので、
性格や気質に依存しながら切り離すことができます。
思考パターンは
変えることができます。
なので、ぼくは
運命学を進めています。
その運命学の入り口が「占い」で、
出口は「帝王学」だと位置づけています。
人間関係やチームは、
土俵を持っています。
経営（目的達成）に向かい合うことで、
その土俵が強みとし見えてきます。
そして、
負けない土俵や強みで勝負すると
ポジティブ思考ができるようになります。
経営での成功には、
この思考が必要です。
