悪口は常習性があり 歳を追うごとに増えていく

悪口は意地悪な人による慰め。

 

これは、

19世紀フランスの哲学者
ジョセフ・ジュベールの格言です。

 

ここ最近、積極的に
意地悪する人が減りました。

 

一昔前は、
靴に画びょうを入れるみたいな
古典的な意地悪が横行していましたが、
今は表面的にみんな仲良し。

 

とは言っても、現実には
ネット上に場所を変えただけです。

 

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悪口は常習性があり
歳を追うごとに増えていく
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今の時代では、
「悪口は淋しい人による慰め」
と言えるかもしれませんね。

 

他人の不幸は蜜の味であり、
悪口や陰口は嗜好品のようなもの。

 

ストレスがあれば、
蜜を舐めるように悪口は癖になります。

 

タバコのような常習性があり、
歳を追うごとに悪口が増えていきます。

 

なぜなら悪口の癖は
老化現象だからです。

 

人間は年を取ると
開き直って図々しくなります。

 

これは性格の老化です。

 

経験を積むほどに、
恥じらいや遠慮がなくなっていき、
態度もふてぶてしくなります。

 

悪口が増えるのは、
気持ちの浄化装置が劣化したからです。

 

正義感も増えますが、
自分がいちばん正しいという
傲慢さも強化されていきます。

 

自分の考えを否定されたら、
相手を容赦なく糾弾する、
これもまた老化現象です。

 

もちろん
悪口を言わない人もいますが
彼らは自分でブレーキをかけているのです。

 

制御装置が錆びつかないよう、
いつも磨いているのでしょう。

 

じゃないと、
誰かが悪口を持ち掛けてきたとき、
つられて口にしてしまう。

 

それが悪口の危険なところ。

 

しかし、その制御装置も
老化によって力を失っていくのです。

 

素直さだけじゃなく、
健気さとか優しさだって
メンテしないと老化してしまいます。

 

素直さが頑固さになり、
優しさはお節介へと形を変えます。

 

そして、弁が立つようになるから、
だんだん辛辣になっていく。

 

それが性格老化です。

 

恋する気持ちをやめたり、
学びを諦めてしまうと
性格はみるみる老けていくのです。

 

女性は、
肌と体系のアンチエイジング
ネイルなどには熱心。

 

でも性格のアンチエイジングには
ほとんど未開拓。

 

性格は目に見えないからですが
心の内は肌に出て、
性格が顔立ちを作るのです。

 

まずやるべきことは、
やっぱり悪口をやめること。

 

自分への悪口も
他人への悪口も

いますぐやめないと
ほうれい線やのどのシワが
どんどん深くなってしまいます。

 

ネットの誹謗中傷など
悪口は老化現象の最たるもの。

 

実際、悪口を言っているときって、
それだけで5歳老けて見えます。

 

誰かに愛されていれば、
自分を慰める必要はありません。

 

ネットでの悪口は、
不幸な心を慰める行為であり、
心がヒマな状態なのです。

 

恋愛は最強のアンチエイジング
と言われています。

 

しかし恋愛は
やがて疑いや嫉妬が生まれ、
いきなり悪口monsterになったりします。

 

だから疑似恋愛をする。

 

そして学ぶ姿勢が大切で、
知らないことを知ろうとする。

 

なぜなら、謙虚になれるから。

 

歳を取ると
人の意見が聞けなくなり
触れ部手如く傲慢になってしまいます。

 

それ自体が間違いだと気づくには、
「自分には知らない知識がたくさんある」
と、認める謙虚さが大切なのです。

 

さらに、

自分を幸せにしようとするより、
身近な人を幸せにする方が
心は満たされるのです。

 

人から感謝された時、
達成感や充実感があるし、
もっと良い人になろうと考えます。

 

人を幸せにする幸せは
幸福の中でもっとも崇高なのです。