売れているものを伸ばすか、 売れないものをなんとかするか

あなたが
「電話鑑定を100人、メール鑑定を50人売る」
という計画を立てました。

 

ところが実際は
電話鑑定が80人売れて、
メール鑑定は30人しか売れなかった。

 

さて、あなたは今後、
電話鑑定かメール鑑定か、
どちらの販売に力を入れますか?

 

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売れているものを伸ばすか、
売れないものをなんとかするか
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電話鑑定は目標を達成していますが
メール鑑定は30人しか売れていませんから、
多くの人が「メール鑑定を伸ばそう」と考えてしまう。

 

でも、それは間違いで
正解は「売れている電話鑑定」に
時間を割くべきなのです。

 

欠点を直すよりも、
強みを伸ばしていく方が
業績は上がります。

 

人も会社も
欠点をなくしてはダメです。

 

なぜなら、欠点を取り除くと
活力がなくなるからです。

 

僕の欠点は
「落ち着きがない」ことと、
「記憶力が悪い」ことです。

 

でも、そんな欠点を
直そうと思っていません。

 

たまに

それなりに何でもできて、
そつなくこなせる人がいます。

 

では、
その人に欠点はないのか?

 

というと、
そうでもありません。

 

何事も「それなり」であることが
その人の欠点になります。

 

一見、
バランスは取れているけど
突出した才能がない。

 

なんでもこなせる
オールジャンル型の人は
羨ましがられます。

 

しかし本人とっては
「突出していない」ことが
悩みだったりするんです。

 

このように視点を変えてみると、
欠点は必ずあるわけです。

 

僕は記憶力が良くないし、
深く考えないで決めるから
ケアレスミスが多いんです。

 

そそっかしい性格のせいで、
小さな失敗は多いけれど、
大きな問題にはなりにくい。

 

なぜなら
単純に考えてすぐやる性格だから
大きな仕事に発展しないので、
失敗もそれなりに小さいわけです。

 

記憶力が悪いから、
嫌なことがあっても
すぐ忘れてしまう。

 

だから、悩みを
翌日に持ち越さない。

 

悩んでいた原因を
忘れてしまうからです。

 

ゆえに、いつも
前向きでいられるのです。

 

本来「欠点」とは、
得意じゃない分野です。

 

だから克服しようと努力しても、
時間が掛かる割に成果も出ないし、
モチベーションが維持できない。

 

そればかりか、

意識しすぎることで
コンプレックスになりかねません。

 

そもそも苦手だから
記憶力を良くするための努力は、
苦痛でしかたないわけです。

 

記憶力が弱いという「欠点」を
努力で克服しないで、

そのまま「利点」として
捉えてみようと考えました。

 

物事には全て
二面性があります。

 

その一面だけ捉えて
欠点と思うのではなく、

発想を転換させて
長所として活用すればいい。

 

こういう「陰陽思考」で、
僕は仕事をしています。