行き詰まっている人って 「褒め下手」の傾向があります

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行き詰まっている人って
「褒め下手」の傾向があります
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「ありがとう」

その言葉ひとつで
頑張れたりするのが人間です。

 

実は、あなたは
そもそも頑張り屋ではなく
ゆるく楽しく仕事するのが
好きな性格ではないでしょうか?

 

でも、なぜ頑張るかというと、
その根底に

「感謝」の気持ちと、
「悲しみ」の感情があるはず。

 

感謝されるから、
苦労出来るわけですよね。

 

感謝の気持ちって
栄養ドリンクみたいです。

 

しかし、そんな栄養剤も
心が伴っていないと毒になるんです。

 

他人をほめることや、
長所を認めて感謝することに
抵抗感を持つ人がいます。

 

そういう人と接すると、
険悪なムードが漂い、
居心地が悪くなります。

 

子どもが親に感謝する、
なんてこと、まずないですよね。

 

親に感謝しなかったのと同じで、
子どもから感謝されるなんてないです。

 

また経営者という立場は、
部下から不服を言われますが、
感謝されることは皆無に近いです。

 

どうして人は、
素直に感謝できないのでしょうか?

 

人に感謝が出来ないのは、
実は「心の弱さ」のせいです。

 

経営者やリーダーだって
ひとりの人間なのです。

 

部下たちから感謝されないと
ヤル気がなくなるし、

認められないと
張り合いは出ません。

 

ただし、社交辞令では
気分が良くないですよね。

 

その反面、

上手な褒め方をする人に
とても好感を持ちます。

 

上手くいっている人は、
共通して「褒め上手」です。

 

逆に、

行き詰まっている人って
やはり「褒め下手」なんですよね。

 

女性は褒め上手なのか?

というと、
そうでもないようです。

 

言葉では

「すごいねー」
「わーかわいい」
「おいしいねー」
「ホントにありがとー」

なんて言っているけれど、
よく見ると目が笑っていない。

 

そういうシーンを観た時、
無償に胸がモヤっとするし、
頻繁に続くとうんざりします。

 

必死に頑張る人には褒めず、
むしろ批判的な眼を向けて、

無能で内向的だけど
ちょっと頑張った人を褒める

という傾向が、
一般女性に見え隠れします。

 

恐らくこれは
母性愛からくるものでしょうが、

命を張って仕事をしている人からすると、
不愉快なわけです。

 

さて、
褒めるのが下手な人は
2つの理由があります。

 

ひとつめは「自意識が過剰」
ふたつめが「自己愛が強い」

 

自分に自信がない人は、

「誰かに認められたい願望」
を抱えています。

 

自信と言うのは、
周りから評価されて
ようやくつけられるもの。

 

でも

簡単に認めてもらえるほど
世の中って甘くありません。

 

なぜなら、みんな
自分のことで精一杯だから。

 

他の誰かが認められているのを見て
「自分は蔑ろにされている」
と傷つくわけです。

 

「自分はもっと褒められるべき」
「もっと大切に扱われてもいい」

 

そういう心理が根底にあるから、
認められない現状に
不安を抱えてしまうんですね。

 

満たされない自意識を抱えるのは、
とてもつらいものです。

 

ですから

なんとか自分の心を守るために
批判的な態度を取り、

他者を認めないような
感覚になってしまうのです。

 

でも

まったくなんにも言わないと変なので
上辺だけで社交辞令は言います。

 

そうすることで
心のバランスを保とうとするのでしょうが
残念ながら効果は薄いです。

 

だから自分と比べて
なにかしら劣っている人や
年齢が下の人に対して
褒めらり優しくするのでしょう。

 

でも、端から見ると
気持ちの良いものではありません。

 

成功する人の特徴は、

自分より先輩で
成功している人を見ると

素直に感動し、
本心から敬意を感じます。

 

逆に、成功しない人の特徴は
上司や先輩をないがしろにし、

できない後輩の方を持ったり、
失敗を繰り返す弱い立場を
見過ごす傾向にあります。

 

こういう思考は、

「悪者になりたくない」
「いい人に見られたい」

という自己愛からくるものですから

やはりそれでは
会社からの評価は落ちますよね。

 

上だろうが下だろうが
お互いに感謝がないと
関係は続きません。

 

特に恋愛や夫婦も。

 

ただ単純に
「ありがとう」と言うだけでなく、
心からそう思うことで
相手の信頼を得られるわけです。