怒ることは、 はたして悪いことでしょうか?

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怒ることは、
はたして悪いことでしょうか?
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さて、

感情って勝手に湧いてくるものだと
思っていませんか?

 

感情には
善も悪もありません。

 

とくに、怒りの感情は
「負の感情」として扱われます。

 

素直になることを、
なんだか「バカになる」と
勘違いしている人がいます。

 

本当に賢い人は素直です。

 

賢くない人は、
賢くない自分を見せたくないために
防御しようとするのです。

 

すると、

どうしても頑固になるから
素直じゃなくなってしまうわけです。

 

素直になることを

「感情に任せて発言する」
「自分の都合で相手を振り回す」

ことだと思っていませんか?

 

ちかいますよ。

 

それは素直じゃなくて
軽率なだけです。

 

若いころから
親に怒られてばかりいたら

「怒ってはいけない」
「怒るのは罪だ」

という感覚になります。

 

怒られたことで傷つき、
恐怖心となって心に残るからです。

 

心に刻まれた恐怖心って

「怒られることも悪いし
怒ることも悪い」

という価値観になってしまうのです。

 

怒ることで感情を表現すべき
場面もあるのです。

 

そうしたとき
「怒ることは悪い」
という価値観ですと、

自分が間違った人間で、
汚れた存在だと感じてしまうのです。

 

不当な扱いをされた。
理不尽なことをされた。

 

そんなとき、
怒りを感じますよね?

 

感情を見ないフリをするのは、
自分にとって都合が悪いと思う時。

 

感情を抑え込んでしまうのは、

「嫌われたくない」
「傷つきたくない」
「優しい人と思われたい」
「変人だと思われたくない」

などと思っているわけです。

 

感情を押し殺して、
平気なフリをするのは、
自分を守るための行為です。

 

でも、その瞬間は
我慢するかもしれないけど、
穏やかさを維持することは不可能です。

 

感情を無視して
思考でどうにかしようとすると
余計苦しくなるだけです。

 

閉じ込めていた感情は
定期的に吐き出さないと、
心の奥に沈殿して濁ってしまいます。

 

感情なんてものは
勝手に湧き上がってくる。

 

だから、それは素直に許して
受け入れるんです。

 

自分に素直になる。

 

きれいごとで誤魔化さないで、
素直に自分を見つめるのです。

 

ただし、許すと言っても
感情のまま流されるのとは違います。

 

自分の感情に溺れることなく
静かに感じてみる。

 

勝手に湧いてくる感情に対して、
止めようとしてはいけません。

 

沸いてきた感情に
意味があるからです。

 

弱い人ほど、
ついメールやTwitterなどで
本音を吐露してしまいます。

 

「自分は不当な扱いを受けている」
「辛いことを言われて傷ついている」

 

そういった感情を、
文章にしてはいけません。

 

まず、ぐっと飲み込むんです。

 

どうしても吐き出したい場合は、
ノートに書き出すと良いです。

 

決して人目に晒さないように。

 

あとで恥ずかしくなる行為は
批判の対象となるので、
自分の立場を悪くします。

 

積極的なひとは、
自分の行為に対して後悔しない人。

 

後悔が多い人は
消極的な人生を歩んでいます。

 

慎むべきか、
やってみるべきか。

 

それはポリシーと
アイデンティティで決めます。

 

どう生きるか。
どういった人間でありたいか。

 

自分の優先順位を決めて、
それに従って行動をしましょう。

 

 

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